王道のカップ・ヌードルの食べ方

日本の国民食・ラーメン。 世界中に愛されて進化しています。 味を究めるために上質な素材を使い、日々改良を重ね、至福の一杯を提供してくれます。 一方で、変わらぬ味と言うのは、とても魅力的で、ふとした時に原点回帰したくなります。いつまでも存在し続けていて欲しいものです。 家庭や外出先で食べられるカップ・ラーメンは、調理不用で手軽に食べられ、しかも手ごろな値段で若い頃から大変お世話になっています。カップ・ラーメンの元祖が日清のカップ・ヌードル。今でも変わらぬ美味しさが、懐かしさも手伝って何度も振り返っています。 初めての出会いは、小学生の頃の海水浴だったと記憶しています。海水浴で腹ペコの子どもの胃袋をプリプリの大きなエビとアツアツのラーメンが満たしてくれました。 家族での海水浴には、手作りのお弁当を持って行くのが定番でしたが、早朝出発が常なので、朝食で食べきってしまったのか、定かではありませんが、いづれにしろ、海の家で食べたこんなにも美味しいものがあったのかと驚いたカップ・ヌードルです。子どもには少しのびたくらいが丁度良いです。 その後、ほとんど口にすることは無く、バイトで稼ぎ、結構羽振りの良かった高校生まで記憶は飛んでいます。野球場のビール売りでロッカーの出口に休憩室があり、バイト終了後に自動販売機にお世話になりました。 球場のスタンドを歩き周り、クタクタになった足腰には、固いパイプ椅子が天国のような安らぎを与えてくれ、3分間の待ち時間が、まるでマッサー…

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